0章 演習問題(0-1・0-2統合)
ツールのインストールと動作確認が完了してから取り組んでください。
問題1:選択問題
Section titled “問題1:選択問題”1-1. この研修で主にファイル編集に使う道具はどれか。
- A. Git Bash
- B. VS Code
- C. Node.js
1-2. 外部からツールを取得する場合、まず優先すべき入手元はどれか。
- A. 個人ブログのまとめページ
- B. 公式サイト
- C. 検索結果の一番上に出た広告
1-3. Windows 環境でも Git Bash を標準にする主な理由として最も適切なのはどれか。
- A. 研修で使うコマンド表記をそろえやすいから
- B. PowerShell が常に壊れやすいから
- C. Git Bash の方が常に高速だから
1-4. Git Bash を使えるようにするために導入するツールはどれか。
- A. Git for Windows
- B. Chrome
- C. Node.js
1-5. Node.js を入れるとき、この研修で選ぶべきものはどれか。
- A. どの系列でもよい
- B. Current を必ず選ぶ
- C. LTS
1-6. Node.js が実際にコードを実行できるかを確認するコマンドとして最も適切なのはどれか。
- A.
node -e "console.log('Hello from Node.js')" - B.
node --help - C.
npm help
問題2:穴埋め問題
Section titled “問題2:穴埋め問題”次の文章の空欄を埋めてください。
- Windows 上で bash 系のコマンドを扱うため、この研修では ( ) を標準シェルとして使う。
C:\Users\student\Documentsは Git Bash では ( ) のように表せる。~は Git Bash で ( ) を表す記号である。- 外部からツールを取得する場合は、( ) から入手する。
- Node.js では ( ) 版を選ぶ。
node -eは、その場で短い ( ) コードを実行するために使う。
問題3:記述問題
Section titled “問題3:記述問題”3-1. 研修で使う道具をそろえることには、どのような利点があるか説明してください。
3-2. なぜ第0章では公式サイトからツールを入れることを重視するのか説明してください。
3-3. Node.js で LTS を選ぶ理由を説明してください。
3-4. バージョン確認だけでなく node -e による最小実行確認も行う理由を説明してください。
問題4:ハンズオン
Section titled “問題4:ハンズオン”Git Bash を起動して、次の操作を行ってください。
① バージョン確認
次のコマンドを1つずつ実行し、それぞれ結果が表示されることを確認する。
git --versionbash --versionnode -vnpm -v② Node.js の最小実行確認
次のコマンドを実行し、Hello from Node.js と表示されることを確認する。
node -e "console.log('Hello from Node.js')"③ 起動確認
- VS Code が起動することを確認する
- Git Bash が起動することを確認する
④ エラーメッセージの記録
もし途中でうまくいかないコマンドがあれば、どのコマンドで、どのエラーメッセージが出たかをメモする。
問題1の解答(クリックで開く)
1-1. 正解:B. VS Code
解説
- A の Git Bash はコマンドを入力するためのシェルであり、主な役割は操作と実行である。
- B の VS Code はファイル編集を行うためのエディタで、この研修の標準編集環境。
- C の Node.js は JavaScript の実行環境であり、エディタではない。
「コードを書く場所」が VS Code、「コマンドを打つ場所」が Git Bash、「プログラムを動かす土台」が Node.js という役割分担になる。
1-2. 正解:B. 公式サイト
解説
- A や C のような情報源は、古い版や非公式の配布物に当たる危険がある。
- B が正しい。会社の配布ポータルがない場合は、まず公式サイトを使う。
環境構築では「動いたか」だけでなく、「どこから何を入れたか」が説明できることが重要である。
1-3. 正解:A. 研修で使うコマンド表記をそろえやすいから
解説
- A が正しい。未経験者にとっては、概念そのものよりも書き方の違いが混乱の原因になりやすい。Git Bash に統一すると、教材の
pwdlsgrepexportといった表記をそのまま使える。- B は誤り。PowerShell も安定したシェルであり、壊れやすいから使わないわけではない。
- C は誤り。速度が主目的ではない。目的は学習コストと混乱を減らすこと。
1-4. 正解:A. Git for Windows
解説
- A が正しい。Git for Windows を入れることで、Git 本体と Git Bash の両方を使えるようになる。
- B の Chrome はブラウザであり、Git Bash の導入とは関係しない。
- C の Node.js は JavaScript の実行環境であり、シェルではない。
1-5. 正解:C. LTS
解説
- C が正しい。LTS は長期サポート版で、研修のように安定性と再現性を重視する場面に向いている。
- A は誤り。版の選び方は環境の安定性に直接影響する。
- B は誤り。Current は最新系列であり、研修環境では必須ではない。
1-6. 正解:A. node -e "console.log('Hello from Node.js')"
解説
- A が正しい。
node -eは、その場で短い JavaScript を実行できるため、「Node.js が見つかる」だけでなく「実際に動く」ことまで確認できる。- B や C はヘルプ表示であり、プログラムの最小実行確認にはならない。
問題2の解答(クリックで開く)
- Git Bash
Windows 上でも bash 系のコマンドを共通ルールで扱えるようにするため、Git Bash を標準シェルとする。
/c/Users/student/Documents
Windows の
C:\が、Git Bash では/c/のように見える。ドライブレターとバックスラッシュの表記がスラッシュ区切りに変わる。
- ホームディレクトリ
~はユーザーごとのホームディレクトリを短く書くための記号。
- 公式サイト
会社の配布ポータルがある場合はそちらを優先し、外部から取得する場合は必ず公式サイトを使う。
- LTS
安定性と再現性を重視するため、LTS(Long Term Support)を選ぶ。
- JavaScript
node -eは短い JavaScript コードをその場で評価するための機能である。
問題3の解答例(クリックで開く)
3-1. 環境をそろえる利点
受講者全員の環境がそろっていると、教材の手順やコマンドをそのまま再現しやすくなる。 その結果、「内容が難しい」のか「環境差分で失敗している」のかを切り分けやすくなる。 研修では最初に本質ではないところで詰まりやすいため、環境統一は学習効率に直結する。
3-2. 公式サイトから入れる理由
非公式サイトから入手すると、古い版や改変された版を入れてしまう危険がある。 公式サイトや会社の配布ポータルを使えば、他の受講者と同じ状態を再現しやすく、トラブル時のサポートもしやすい。 環境構築では、どこから何を入れたかが明確であることが重要である。
3-3. LTS を選ぶ理由
LTS は長く安定して使うことを前提とした系列であり、教材やライブラリとの相性問題が起きにくい。 研修では最新機能を追うことより、全員が同じ手順で動かせることの方が重要である。 そのため、まずは LTS を選ぶ。
3-4. node -e まで行う理由
node -vだけでは、Node.js コマンドが見つかることしか確認できない。node -e "console.log('Hello from Node.js')"まで実行すると、実際に JavaScript のコードを実行できるところまで確認できる。 つまり、「インストールされている」だけでなく「使える状態である」と確認できる。
問題4の解答例(クリックで開く)
① バージョン確認
コマンドが見つからずエラーになる場合は、インストールが完了していないか、PC の再起動が必要な可能性がある。
Terminal window $ git --versiongit version 2.x.x.windows.x$ bash --versionGNU bash, version 5.x.x(1)-release$ node -vv22.x.x$ npm -v10.x.x
② Node.js の最小実行確認
Terminal window $ node -e "console.log('Hello from Node.js')"Hello from Node.js
Hello from Node.jsと表示されれば、Node.js が実際にコードを実行できる状態だとわかる。
③ 起動確認
VS Code と Git Bash は、インストール直後に1回起動できるかを見ておくと安心である。 アイコンがあっても、起動時に権限エラーや初回設定エラーで止まることがあるためである。
④ エラーメッセージの記録
エラー対応では「動きませんでした」だけでは情報が足りない。 どのコマンドで、どのメッセージが出たかを確認できると、原因の切り分けがしやすくなる。
例:
node -v を実行したら command not found と出たこの1行があるだけで、Node.js のインストールや PATH 設定を疑えるようになる。